こんにちは!ポンです。
本日は住宅ローンを組む時に立ちはだかる団体信用生命保険(団信)について解説しようと思います。
あーもう考えるのも嫌になってきた…
住宅ローンの銀行を決めるだけでもキツイのに、団信も決めなければならないとなると、もうイヤになりますよね。
しかも、この団信は銀行によって特徴が大きく異なるため、銀行選びの要因の一つにもなるわけです。
まぁ、もう面倒くさい…というのが間違いないかと思います。
ですが、団信を甘く見てはダメですよ。
団信選びを失敗してしまうと、いざという時に住宅ローンが重くのしかかってしまったり、本来はもっとお得だったのにお金の面で損したりと、色々な不都合が出て来てしまいます。
後悔のない選択をするためにも、しっかりと勉強していきましょう!
団信→銀行の順で考えるのが正解!ただし、自身の状況との照らし合わせは必須!
詳しくは以下の記事をチェック!
目次
団体信用生命保険について解説!
団体信用生命保険の考え方について【結論】
団体信用生命保険は住宅ローンと同様に考えていかなければなりません。
住宅ローンと合わせて考えるとめちゃくちゃややこしいんだけど…。
ポイントを先に説明します!
住宅ローンの金融機関を決定する時に団体信用生命保険について考えないのはナンセンスです。
というよりも、先に団体信用生命保険の保障範囲を決めてしまいましょう。
その方が分かりやすいです。
なるほど!先に団体信用生命保険をどこまで保障するのか決めてしまうんだね!
この保障範囲は、個人により求めるものは異なります。
必要最低限で良いという人もいれば、8大疾病まで保障に入れたい!という人もいるでしょう。
金融機関を決めるポイントは以下の通りです。
先に団信の保障範囲を絞っておいて、団信ありきで1番安くなる金融機関を探す
いざというときの保障がどこまでの範囲で必要なのか、先に考えてしまいましょう!
団体信用生命保険を考える時の注意点
保障範囲だけでなく、適用範囲についても考慮に入れましょう。
例えば、団体信用生命保険として適用されるのが、
『病気にかかったとき』なのか『半年入院したら』なのかが金融機関によって異なります。
え?そんな違いもあるの?
半年入院って意外とハードル高くないですか?
病気にかかったときに適用される保障を選ぶのがオススメです!
団体信用生命保険とは?
ここからは団体信用生命保険について基礎内容からおさらいしていきます。
用語解説から!
団体信用生命保険=住宅ローン返済中に不慮の事故などが起こった場合、住宅ローンの残債を0にする(契約によっては異なる)保険
住宅ローンを組む場合、団体信用生命保険(団信)に入ることは義務とされています。
※フラット35の場合は加入するしないを選択できます。
35年ローンを組んでいて、仮に途中で病気にかかり仕事が出来ない状況になった場合、ローンの返済は難しくなりますよね。
団信に入っていれば、一定要件をクリアした場合、ローンの残債が0になるというありがたい保険です。
ですが、ここで注意して頂きたいのは保険であるということ。
つまり、団信を組む時は、プラスで費用が発生する場合があるということです。
費用との相談は必須ですので、保障を手厚くし過ぎるのも考えものです。
上手く折り合いをつけていきましょう!
団体信用生命保険の保障範囲
では、団体信用生命保険の保障範囲はどうなっているのでしょうか。
保障範囲をしっかり考えることが団体信用生命保険を攻略する秘訣です!
まずは代表的なものを例にとって説明します。
- ⑴死亡、高度障害状態
- ⑵3大疾病(がん、脳卒中、心筋梗塞)
- ⑶介護状態
- ⑷8大疾病(がん、脳卒中、心筋梗塞、高血圧、糖尿病、肝硬変、腎不全、膵炎)
大体、この辺りが対象になりますね。
この中から元々入っているもの(無料)と、料金をプラスで払うことによって追加出来るもの(有料)に分かれます。
ここが銀行によって異なるんですね。
大抵の場合、⑴は無料になります。
⑵〜⑷は無料になる金融機関もあれば、有料となる金融機関もあります。
それなら、無料の金融機関を選べばOKじゃない?と思いがちですが、元々の住宅ローン金利が低い分、団信を高めに設定している金融機関もあります。
ごちゃごちゃしてきたぞ?
具体例で確認しましょう!
例えば、 元々の住宅ローン金利が0.5のA社と0.7のB社。 A社は3大疾病以上をつけると金利にプラス0.3 B社は3大疾病までなら無料。(8大疾病をつけると0.1プラス)
このような感じですね。
団信の範囲は最小で良いなら、今回の場合A社を選ぶのが正解です。 金利は0.5になりますからね。 しかし、3大疾病まで付けたいならB社を選ぶ方がお得ですよね。 金利は0.1だけB社の方が低いです。(A社は金利0.8、B社は金利0.7)
ポイントは団信込の金利を考えなければならないということです。
そっか!団信の範囲によって金利が変わるからそこを注意しないとダメだってことだね!
団体信用生命保険のおすすめ銀行について
ここまでで団体信用生命保険の探し方について話をしてきました。
まどろっこしいことは良いからとりあえずおすすめを教えて!という方向けに数社ご紹介します。
ただ、先程も話した通り、保障の範囲をどこまでで考えるかによっておすすめの銀行は変わります。
あくまで個人的なおすすめであるということは、念頭に置いてくださいね。
無料でできる限りの保障をつけたい方向け
⑴auじぶん銀行
圧倒的におすすめの銀行です。
- がん50%保障
- 全疾病保障
※がん50%保障とは、がんと診断された場合、住宅ローン残債が半分になる保障
この二つが無料で受けられるのはメリットです。
更に、診断を受けると適用なのも適用範囲としてGood!
⑵PayPay銀行
auじぶん銀行と同程度の保障が付きます。
- 一般団信(死亡、高度障害)
- がん50%保障団信
※がん50%保障団信とは、がんと診断された場合、住宅ローン残債が半分になる保障
どちらも金利上乗せなしで手厚い保障だね!
この2つの銀行が人気ですね。
ただし、審査は厳しめなので、他の銀行で借りることも検討しておいた方が良いかと思います。
手厚い保障を希望される方向け
⑴ソニー銀行
- がん団信100(0.1金利上乗せ)
- 3大疾病団信(0.2金利上乗せ)
- 生活習慣病団信(0.2金利上乗せ)
ソニー銀行は保障が充実していることがポイントですね。
金利を上乗せしても保障を手厚くしたい方はおすすめです。
⑵三菱東京UFJ銀行
- ビッグ&セブンPlus(0.3金利上乗せ)
- ビッグ&セブンPlus(保険料支払い型)
※保険料支払い型とは、金利上乗せではなく、毎月の支払額を上げるタイプのオプションです。
死亡、高度障害、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、さらに生活習慣病もカバーしていますので、保障は手厚いですね。
(適用範囲はそれぞれで異なるので注意)
色々な状況にも対応できる保障だね!
大体この辺りですね。
まとめ
本日は団体信用生命保険について説明しました。
色々と話しましたが、大切なことはいきなり銀行探しをするのはやめること。
まずは、保障範囲を決めることからスタートです。
順番が大切ってことだね!
そこから銀行探しをする方が結局早く決まると思います。
また、銀行審査は必ず数社提出することです。
1社のみ提出して不合格になった場合、下手するとローンを借りることが不可能になるケースもあります。
気を付けましょう!