【初心者必見】『換気システムの最適解』を理由も含めて徹底解説!

 

こんにちは!ポンです。

本日は住宅の換気システムについてお話します!

だー
だー

換気の話、聞いたことがあるけど、良く分からないね・・・

換気の話、実は非常に重要な内容です。

一昔前と今では法律が大きく異なっていますので、しっかりと押さえておく必要があります。

換気システムの違いがよく分からんー!って人もできる限り分かりやすく説明しますので、ぜひご覧下さい!

本日のまとめを一言で

気密性能にこだわり、第1種換気を選択しよう!

詳しくは以下の記事をチェック!

換気システムの最適解を解説!

換気システムっているの?

だー
だー

換気システムってそもそも必要なの?窓を開けておけば良くない?

まずはそこから押さえよう!

ひー
ひー

まずは根本のお話。

換気システムっているの?って事です。

先に結論をお伝えすると、

換気システムは必要

建築基準法に定められているので、無いと法律違反になっちゃいます。

現在の住宅は24時間換気が義務付けられているんですね。

窓を開けて生活すればいいじゃんー!ってわけにはいかないんです(笑)

だー
だー

24時間換気するの?そんなことしなくてもいいと思うんだけど・・・

当然、理由があります。

ひー
ひー

ではなぜ法律で換気をしろ、と定められたのか。

換気システムが必要な理由

シックハウス症候群の問題があるから

シックハウス症候群=住宅の材料の化学物質が人間の体に悪影響を及ぼし、体調が悪くなってしまう症状

これではマズイ!という事で、法律で、

定期的に換気をすること

が義務付けられたということです。

だー
だー

快適に暮らすための家で体調が悪くなるって・・・

換気システムの種類3選

だー
だー

それじゃ、換気システムにはどのような種類があるの?

換気システムは3種類あります。

  • 第1種換気
  • 第2種換気
  • 第3種換気

この3つです。

では、それぞれ見ていきましょう!

第1種換気

これは吸気も排気も両方とも機械で行う換気方法です。

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第1種換気システム

日本住環境株式会社

要は入ってくる空気も、出ていく空気も、両方とも機械で調整するって事ですね。

機械で調整するわけなので、空気の循環は安定します。

第1種換気は吸気も排気も両方とも機械で調整する方法

だー
だー

機械が管理するってことは一定の空気を上手く出し入れしてくれるってことだね!

第2種換気

吸気は機械、排気は自然に排気口から行う換気方法です。

ventilation2
                        

第2種換気システム

日本住環境株式会社

これは入ってくる空気は機械で、出ていく空気は自然に調整する方法です。

すると室内の方が圧力が高くなります。室内の圧力が高くなると空気は外に出て行こうとします。

まぁとりあえず、

外気が侵入しにくくなる

わけですね。

ですから、クリーンルームや無菌室などで採用されています。

住宅にはあまり採用されません。中には取り組んでいる住宅会社も一部ありますが。

外気が出ていく場所をなるべく作らないようにする設計が必要不可欠なので、高気密住宅で無ければメリットをあまり感じられないかもしれません。

第2種換気は吸気は機械で排気は自然排気で調整する方法

第2種換気を取り入れている会社自体が少ないです。検討する必要はあまりないですね。

ひー
ひー

第3種換気

2種の逆ですね。

吸気は自然に、排気は機械が行います。

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第3種換気システム

日本住環境株式会社

要は、入ってくる空気は自然に、出ていく空気は機械で調整する方法です。

現在、一番採用されている換気方法です。

特徴は、

シンプルで低価格、メンテナンスもしやすい

ことですね。

第3種換気は吸気は自然で排気は機械で調整する方法

おすすめの換気方法が第1種換気である理由

だー
だー

結局さ、どれが一番いいの?

一番聞きたいところですね。

とりあえずどれがおすすめなの?って方も多いはず。

住宅会社によってもそれぞれ意見が分かれます。

ひー
ひー

第1種換気

をおすすめします。

※ただし、地域やその他の設備、何より高気密高断熱かどうかでも大きく分かれます。

吸気を自然に行う第3種換気は外気の影響を少なからず受けてしまいます。

第1種換気は、吸気を機械で行うことで、室内の温度を一定に保ち、空気もキレイにする事が出来ます。

だー
だー

簡単に区別するとこんな感じだね!

第1種換気第3種換気
メリット温度が一定
ランニングコストが低くなる可能性がある
電気代やイニシャルコストが安い
デメリット電気代やイニシャルコストがかかる外気の影響を受けやすい
ランニングコストが高くなる可能性がある

第1種換気についてですが、導入費用は第3種換気よりも上がりますが、月々のランニングコストは低くなる可能性があります。

だー
だー

あれ?第3種換気の方がランニングコストも安くなるって聞いたけど?

一般的には、第3種換気の方がランニングコストも安くなるという話を聞いたことがありませんか?

理由としては、第1種換気は換気扇のエネルギー使用量が追加されるからです。

吸気も機械で行うのでその分高くなるってことです。

まぁ、当然ですね。

ですが、そこから先にもう一歩踏み込みましょう。

機械の使用量だけで言えば、ランニングコストは上がりますが、暖冷房のエアコンのエネルギー消費は低くなります。

温度が一定になりますからね。

つまり電気代が安くなり、結果、第1種換気の方がランニングコストはお得になる、ということです。

第1種換気は暖冷房のエアコンのエネルギー消費量が低くなるので、ランニングコストも低くなる

※ただし、高気密高断熱住宅に限る

高気密高断熱の家でないとエネルギー消費は低くならない点には注意!

ひー
ひー

第1種換気の清掃について解説!

だー
だー

第1種換気は掃除が大変だって聞いたけど・・・

吸気も排気も両方機械で行うので、掃除が大変そう…と思いますよね?

ここで知っておいて欲しいのは、換気システムの清掃は主にフィルター清掃

第1種換気の場合、

吸気と排気それぞれ2箇所のフィルター清掃が必要

です。

ここは定期的に行わないと室内が汚れてしまいますよ!

気を付けてください。

だー
だー

2箇所ならまだ頑張れそう…!

第3種換気ではどうでしょうか。

第3種換気は各部屋ごとに給排気口があるので、かなりの数の清掃を行わなければなりません。

実は、

第1種換気の方が清掃が楽

なんですね。

この話をすると、

だー
だー

ダクトが汚くなったりするんじゃないの?定期的に点検しなきゃ空気が汚れそう…。

という声が聞こえてきます。

実は、ダクトの清掃は基本的に必要ありません。

第1種換気で主に汚れるのは排気側。なぜなら我々が使用した空気や汚れが通る場所だからです。

ですが、排気側から室内に戻ってくることはありません。

よく、住宅会社の人がダクトだとこんなに汚くなりますよーってやつ。

だー
だー

あ、言われたことあるよ!

あれは、排気側のダクトです。

出ていく側なので汚れて当たり前なんです。

大切なのは吸気側の汚れ。これはフィルターの清掃で対応出来ます。

結果、第1種換気でも清掃面では問題ないということになります。

第1種換気の清掃で重要なのは吸気側の汚れ→フィルター清掃で対応可能!

第1種換気のメンテナンス

だー
だー

それじゃ、第1種換気にしておけば大丈夫なんだ!

なるほど。第1種換気でOKだね!と思った方。

ちょっと待って下さい!

第1種換気にも実は問題点があります。

第1種換気の問題点=メンテナンスの難しさ

ダクトが複雑に入り組む場合はなおのこと、メンテナンスがしにくくなります。

こういった時に住宅会社の力が出てきます。

ポイントは、

ダクトの方向をキレイに整えて設置しているか

ダクトを設置するとなると、どこかのタイミングでメンテナンスを行う必要が出てきます。

綺麗に整理されている部屋と、もので溢れている部屋ではどちらが清掃しやすいかを考えると言うまでもないですね。

その辺りも考慮している住宅会社を選ぶようにしましょう! 

だー
だー

ダクトレスってどうなの?

ダクトレスの換気はあまりおすすめしません。

ダクトレス換気をおすすめしない理由

  • 換気が適切に処理されない場合がある(室内には物が溢れているから)
  • 室内の汚れが逆流する恐れがある

現時点ではダクトレスよりもダクトありの方が性能は良いですね。

ひー
ひー

結論

結局、第1種換気がおすすめです。

ただし、

イニシャルコストを少しでも下げたい方は第3種換気の方が良いでしょう。

ただし、実は換気システムよりも重要なことがあります。

それは、

気密性能にこだわること

です。

換気システムを気にしても住宅が隙間だらけでは、汚い空気が入ってくる可能性は高まります。

だー
だー

確かに換気してもそれ以上に汚い空気が入ってきたら意味がないもんね。

気密性能をしっかりと高め、そこから換気システムについて考える方が妥当

です。

第1種換気でも第3種換気でも、まずは高気密高断熱の家を目指しましょう!

まとめ

換気システムは必要不可欠!法律で規定されています。

換気システムの種類

大きく分けて3種類。(第1種換気、第2種換気、第3種換気)

おすすめの換気システムは第1種換気

第1種換気の清掃はそこまで大変ではない。

ただし、第1種換気のメンテナンスはネックになりうる。気になるようなら第3種換気の導入を。

結論=換気も重要だが、それ以上に高気密高断熱の家を建てることが重要

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