・どうやって家づくりをスタートすればいいか分からない…
・家づくりで注意すべきポイントが分からない…
・どの時期に何を考えれば良いのか分からない…
こんにちは!ポンと言います。みなさまと同様、家づくりで非常に悩みました。
だからこそ家づくりに向けてどのように動いていけば良いのかを説明できます。
家づくりは情報が全て。
このブログを見ることで、家づくりの全てが分かります。
ぜひ、参考にしてくださいね!
悩みがちな新築、注文住宅の家づくり。
この記事では『後悔のない心地よい家づくりを実現する』までのロードマップをまとめています。
このロードマップを参考に、心地よい家づくりを達成しましょう!
・流れを確認したい方:1のロードマップからご覧下さい。
・細かな説明を受けたい方:目次より好きな項目を選んで下さい。
目次
心地よい家づくり達成までの流れを解説!
心地よい家づくりロードマップ
マイホームにかけられる資金を把握します。
住宅ローンをどのくらい組む必要があるか、この時点で試算しておきましょう!
希望の広さや条件の土地探しを始めます。
契約を結び、手付金を支払うのもこのタイミングですね。
地盤調査を行いましょう。(調査をしないのは危険ですよ!)
地盤が弱い場合は補強工事が必要となります。
ハウスメーカー・工務店・建築家の中から候補を選びます。
間取りや設備など、希望のプランで見積もりを取ります。(あくまで概算数値が出ます)
契約を結び、手付金を支払うのもこのタイミングです。
決定プランに沿って最終的な見積もりを確認します。
この期間で出た差額は、追加変更契約を結んで調整します。
役所に建築確認申請署を提出します(通常は建築家や施工業者が行うもの)。
工事の無事と安全、建築後の家内安全を願い行う儀式です。
最近は行わない建築会社も増えてきています。
工事着工金を支払うケースもありますので注意しましょう。
基本構造が完成したら行う儀式です(必ずしも必要な儀式ではない)
上棟後は中間検査を行いますが、この時期に中間金を支払うケースも多いです。
完了検査を行い、検査済証の交付を行います。
建主、設計士、工事責任者が立ち会い図面通りの仕上がりか確認します。
補修工事が必要な場合、この時点で実施していきますね。
また、残金を支払うのもこの時期です。
建物の表示登記、所有権の保存登記を行います。
登記申請料が必要なのでご注意を!
住宅ローンの支払いが実際にスタートします。
引越しを済ませ、新居に住み始めることができます。
快適な生活を送りましょう!
情報収集
最も重要であり、最も悩むところですね。
この単元が最も重い内容です。
ですが、有益な情報を勝ち取っている方は、間違いなく心地よい家づくりを実現出来ています。
それほど、
情報収集というのは家づくりにおいて重要
なのです。
家を建てるときは情報収集が必須ですね!
では、情報収集のポイントはどうすれば良いのか。
それは
住宅用語を押さえる
ですね。
住宅購入者でも知っておいてほしい言葉です。
※クリックでそれぞれの解説ページへ
多すぎで意味が分からない〜…
心配ありません!それぞれ詳しく解説していきます。
先にまとめを見たい!という方はこちらをクリック!
気密性能
住宅のすき間がどの程度あるかを数値化したものですね。
C値
で表されます。この数値はこだわっていきましょう!
気密性能は数値が低いほど、高性能となります。
最低ラインは
C値=1.0以下
となります。
ただし、ご注意いただきたいのが「実測値」で測ることです。
机上の計算のみで数値化するケースもあります。
実際に測らずにデータを出している場合もあるんだ!
大切なのは、
気密測定をしている会社で建てる
ことですね。
断熱性能
こちらも重要な言葉です。
今は、
UA値
で表示されます。
UA値は住宅内部の熱がどれだけ外に逃げていくかの平均を取ったものです。
数値が低ければ高水準となります。
最低ラインは
UA値=0.56以下
後ほど後述しますが、HEAT20のG1グレードがこの水準になります。
0.56以下を目指していきましょう。
目標ラインはHEAT20のG1を目指そうってことだね!
ですが実は、
UA値で測るよりもっと重要な数値があります。
それが
Q値
熱を家の中にとどめる数値を表しています。
同じく低いほど高水準です。
なぜ、Q値の方が重要かと言うと、
UA値は換気や住宅の隙間によって出てくる熱損失はカウントされないからです。
要は、
計算に入らない場所があるUA値だと実感とは異なってしまう可能性がある
と言うことですね。
Q値を重視していきましょう!
ちなみにQ値の最低ラインは
Q値=1.6以下
ですね。参考までに!
耐震性能
地震大国「日本」
耐震性能は気をつけていかなければなりませんね。
耐震の指標となるのが、耐震等級。
そして、必ず取得して欲しいのが、
耐震等級3
ですね。
ここはもう、マストだと思って下さい!
ただそれだけでは不十分。さらに気をつけて欲しいことがあります。
日本は耐震についてかなり力を入れている国ですが、それでも大きな差となる部分です。
それが、
構造計算(許容応力度計算で)をしているかどうか
ですね。
ぜひ、参考にして下さい。詳しくはこちら!
パッシブデザイン
自然の力を利用して小さなエネルギーで快適に過ごすための設計です。
パッシブデザインを採用すれば、以下のメリット4選があります。
- エネルギーコストが安くなる
- 冬が暖かい住まいになる
- 夏が涼しい住まいになる
- 自然の光で明るい住まいになる
特に大きな影響を与えるのが、
光熱費
ですね!
一年を通して快適な暮らしを送るためには、どうしても機械設備に頼らなければなりません。
ですが、
少しでも機械設備の利用割合を少なくする
パッシブデザインは小さなエネルギーで快適な生活を送れると言うことがポイントです!
注意して欲しいのが以下の点。
なんちゃってパッシブデザインを掲げる住宅会社も存在する
この点の見極めは非常に重要です。
キーワードは以下の5つ。
- 断熱
- 日射遮へい
- 通風
- 昼光利用
- 日射熱利用暖房
上記5点にこだわりを持っているかたずねてみましょう!
ZEH
ZEH=Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
要は、
ゼロエネルギーで暮らそうという考え
ゼロエネルギーで暮らすってことは環境にも良いってことだ!
当然、我々にも様々なメリットがありますよ。ここからは、ZEH住宅にするメリット4選を紹介します!
- 補助金制度がある
- 光熱費の削減につながる
- 住宅の資産価値が上がる
- 健康にいい
いかがでしょう?この中でも特に利点となるのは、
光熱費の削減につながる
これですね。
今後、光熱費は上がると言われているので、少しでも光熱費を下げる家を建てることは非常に大切です!
HEAT20
HEAT20とは断熱の新しい基準の総称です。
基準は3つに分かれていて、数値が高いほど高性能となります。
- G1
- G2
- G3
最低ラインはG1グレード
ちなみに先ほどお伝えした、ZEH住宅の基準はG1グレードよりも低い数値となります。
高性能住宅を建てるのであれば、HEAT20にこだわるのもおすすめです!
目指すは、
G3グレード
ですね!
長期優良住宅
長期優良住宅=国が認めた優良住宅
正直、長期優良住宅と言っても、現在はかなり低いレベルでの設定となっています。
40年〜50年と住み続けるマイホーム。
今と50年後の環境は大きく異なることでしょう。
環境に配慮した家を建てていくことが、後々の暮らしを大きく変えます。
我が家の安心を手に入れるかどうかも本人の判断次第です。
今後、長期優良住宅レベルの家を建てることはマスト!
こだわっていきましょう!
長期優良住宅9つの基準はこちら
- 劣化対策
- バリアフリー性
- 可変性
- 耐震性
- 居住環境
- 維持保全計画
- 省エネルギー性
- 維持管理·更新の容易性
- 住戸面積
情報収集まとめ
以下を徹底すれば心地よい家づくりにグンと近づきます!
知っておくべき用語 | 心地よい暮らしのための最低ライン |
---|---|
気密性能 | C値=1.0以下 |
断熱性能 | UA値=0.56以下 Q値=1.6以下 |
耐震性能 | 耐震等級3(構造計算(許容応力度計算で)をしている) |
パッシブデザイン | パッシブデザインの要素5点に注意 |
ZEH | 採用すべき |
HEAT20 | 最低ラインはG1グレード |
長期優良住宅 | 採用すべき(しない場合も同レベルの家づくりを) |
資金計画
例え、良い家を建てることが出来ても資金が膨大にかかるようなら意味がありません。
自分が支払える金額を考えて資金計画を進めていくことが重要ですね。
詳しい計算方法は以下のシートを確認してください。
マイホーム資金試算シート(作成中)
相場感を確認することも必要ですが、自分の状況と照らし合わせて考えることも必要です。
信頼のおけるFP (ファイナンシャルプランナー)とライフプランニングを立てることを忘れないようにしましょう!
土地探し・土地契約
全員ではないですが、土地探しも家づくりには重要なスケジュールとなります。
完璧にこだわり過ぎないこと
タイミングもありますから、自身にとって譲れないものをリストアップしておきましょう!
土地譲れないものリスト(作成中)
敷地調査
家を建てる場所の調査が必要です。
災害が起こりやすい場所かどうかを考えることは重要だね!
地盤調査を行い、家を建てることが出来る地面かどうかを調べてもらいます。
地盤調査は必要かどうか悩まれる方がいますが、必ず行いましょう。
「災害大国日本」ですから、地盤の強度はきっちりとさせておくべきです。
地盤が弱い場合は補強工事が必要となります。
お金がかかる部分ですが、後の安全にも繋がります。
徹底しましょう!
地盤調査は必ず実施すること!
建築プラン見積もり・依頼先決定・契約
建築プラン見積もり・依頼先決定
住宅会社をどこにするのか決定します。
ここまでくると、ほぼ住宅会社は決定しているはず。
住宅会社や間取りがほぼ決まるのがこの時期ってことだね!
逆の意味で考えると、この時期までは変更も可能だということですね!
オプションで付けるプランもある程度確定させましょう!
後から追加となるものもありますが、このタイミングで9割程度を決定しておくと後々、楽になります。
プランを後から追加すると金額に変動が起こってしまう。
この時期にプランの確定をしておくことがベスト!
契約
契約時は緊張するよね…
契約に必要な書類は多々あります。
後悔のないように、しっかり書類には目を通しましょう。
住宅ローン申請
- どこの銀行で借りるのか
- どの金利で借りるのか
- 何年で借りるのか
団信の範囲決定→住宅ローンの借り入れ場所の決定(順番が重要!)
住宅ローンに関することはある程度この時期に終わらせておきましょう。
住宅ローンについてもこの時期に考えないといけないのか…。
色々と調べることが多くなる時期ね。
おすすめプランは以下の通り
・変動金利
(住宅ローン借り入れ初期が少しでも安くなるように借りる)
・団信は個人の希望に合わせて
(金利が上がるプランはあまりおすすめしない)
見積もり調整
細かな点の修正が入ります。
修正するところは出来る限り最低限で済むように事前に検討しておこう!
事前にしっかりとプランを作っていれば、そこまで大きな変化はないはず。
よく考えて決めておくことがポイントです。
また、外構費用も見積もりの中に入れておくと分かりやすいです。
ただし、住宅会社提携の外構業者は値段が高くなる傾向にあります。
相見積もりは必ず取るようにしましょう!
見積もり調整はできる限り少なめにしよう。
(調整前にプランを確定しておくことがベスト!)
外構
外構工事は家づくりとは別に行うんだね。
外構について動いていくことも忘れてはなりません。
外構は落ち着いてから…だと、あっという間に時間が過ぎてしまいますよ。
家づくりと同じタイミングで外構の工事も考えたい場合は、この時期には動きましょう!
外構を考えるポイントは以下の通り。
- 全体の雰囲気を考える
- 必要な外構は何なのかを考える
- どこの外構メーカーに依頼するのかを考える
- 期日はいつまでなのかを考える
家づくり、銀行、外構工事とこの時期は本当に大変だね…
外構工事は後に回すのも考えとしてはありですよ!
外構は家が建って落ち着いてから動く…という考えもあり。
家づくりは建築が済んだら終わり…ではありません。
日々の生活の中で、色々と変えたいところは出てくるはず。
家づくりが落ち着いてから、外構工事を行うと割り切って動くのも良いかもしれません。
外構工事は割り切って建築後に回すのも考えとしてはあり!
※ただし、住宅ローンに組み込めない場合も出てくるので注意が必要。
建築確認申請
建築予定地の役所に申請書を提出します。
建築確認申請書を出さない場合、違法となってしまいます。
主に建築主が行うので、我々が行う必要はありません。
ここから建築が始まる、ということですね!
建主がすることは特にありませんが、一応確認しておきましょう!
地鎮祭
地鎮祭って何かご存知ですか?
地鎮祭=工事の安全と完成した家の繁栄を祈る儀式
必ず行うものではありませんが、工事を始める儀式として非常に重要です。
最近は行わない住宅会社も増えているようですが、実施となると当日は緊張しますよね。
地鎮祭、緊張したなぁ…。
簡単な流れを説明します。
当日は、住宅会社に任せておけばOKですので、ご安心を!
着工
実際に工事がスタートします。
チェックが出来るときは定期的に現地に行き、工事の様子を見るようにしましょう。
工事を見にいくことで新居に住むという実感が湧くよ!
ただし、工事の邪魔はしないよう気を付けてください。
見学に行けるタイミングがあれば、できる限り参加しよう!
邪魔はしないよう注意を。
上棟式
構造が出来上がれば、上棟式を行います。
上棟式=建前が無事に終わったこと、建物が完成した後も無事であることを祈る儀式
一日で建物の外観が形作るのは、いつ見ても圧巻の一言ですね!
思い出として写真も撮っておきましょうね!
上棟式の動きは以下の通り。
施主から一言と言われるケースもあります。
実際に私も一言お願いします、と言われました。
例をこちらの記事に載せておきますので、ぜひ参考にして下さい!
工事完了・竣工・引き渡し
工事完了・施主検査
ついに工事が完了だね!
工事が完了すると施主検査と言って、図面通りに建築できているかどうかの確認があります。
施主検査=工事に問題がないか建主が確認する
クロスの色や、建具が正常に動くかどうかなど、細かなところまで確認します。
人間が行うことなので、意外とミスも多いですよ。
完成したテンションで確認を忘れないようにしましょう!
必ず施主本人で細かなところまで確認を!
修正箇所があれば、遠慮なく伝えよう!
引き渡し
ついに引き渡し…だけど注意点があります!
設備の仕様説明も、引き渡しのタイミングで行われます。
大量の説明書を受け取ることになりますので、驚かないよう気をつけましょう。
特に気をつけたいのは、
申請書の提出を忘れないこと
- 長期優良住宅関連
- 太陽光関連
- 住宅ローン減税関連
- その他申請書類
申請書類だけで複数ありますから、提出し忘れのないように注意しましょう!
登記
建物の表示登記、所有権の保存登記になります。
※土地の登記がある場合は、土地購入時に済ませておきます。
登記申請料としてお金がかかりますので注意を。
お金がかかるの?忘れないようにしておかないと!
登記書類は重要なものになりますので、無くさないようにしましょう!
住宅ローン実行
住宅ローンがスタートします。
初月は日割り分が追加される場合もあるので(銀行による)、金額が高い…とならないように注意しましょう!
入居タイミングによって初月の費用が変わるんだね!
入居
ついに新居での生活がスタートします。
心地よい暮らしを実現するために、入居前に必要なことを忘れないように。
入居前にしておくことは忘れず行いましょう!
引っ越した後に、生活しにくくなってしまった…だと悔やむことになりますからね。
入居前にしておくこと一覧はこちらです。
- 風呂にバルサンをたく
- マスキングテープを貼る
- 拭き掃除を行う
- 靴箱のシートを設置する
- お風呂の鏡にくもりどめ
- 洗濯機、冷蔵庫の土台やマットの設置
- 室外機の防虫キャップ
- 水回りのコーティング
- 水回り下のパテを埋める
- 防カビ剤の準備
- フィルターを貼る
- 防災グッズの準備
- 写真・動画の撮影
入居後の生活
心地よい暮らしを送るためには、家を建てた後のことも重要です。
日々のメンテナンスを欠かさない暮らしを心がけましょう。
暮らし始めてのメンテナンスは欠かせないってことだね。
メンテナンスをすることで、長く、安心した生活を送ることができます。
家の管理は自分で行っていくという気持ちを忘れないように!
まとめ
家づくりの一連の流れをしっかり押さえておくことで、心地よい暮らしを実現できるということが分かったと思います。
この記事は定期的に最新版に更新していきます。
迷ったら確認するようにしてくださいね!
ここで再度まとめましょう!
※クリックすれば、確認したい内容をチェックできます。